2010年2月24日水曜日

IL PERIODO IPOTETICO 仮定文 ①

Se domani fa bel tampo, vado a Venezia.「もし明日天気なら、ベネツィアに行きます。」のような、もし~ならという表現です。
もしこれが使えるようになると表現の幅が大きく広がるので、ぜひ一緒にマスターしていきましょう!

・仮定文は二つの部分からできます。前半のSe~で始まる「もし明日天気なら」という条件を表す部分と、後半の「ベネツィアに行きます」という帰結を表す部分です。

・仮定文には3つの基本形があります。順番にやっていきましょう!

①実現が確かな場合→ 例 Se posso, lo faccio.「もしできるなら、私はそれをやります。」
とても簡単で、直説法現在+直説法現在で作られます。また、直説法未来形も使えます。 確実に「私はやります!」という感じです。
例 Se potro',lo faro'. 未来形+未来形 Se posso,lo faro'. 現在形+未来形
全て仮定文は節の順番を入れ替えることも可能で、意味は変わりません。例 Lo faro',se posso.

②実現が不確かな場合→ 例 Se potessi, lo farei.「もしできるなら、私はそれをやるのですが。」
接続法半過去+条件法現在で作られます。不確実ながら、「できたらやりたいな~」という希望がある感じでしょうか。

③実現が不可能な場合→ 例 Se avessi potuto, l'avrei fatto.「もしできたのなら、私はそれをやっていたのですが。」
接続法大過去+条件法過去でつくられます。 これは、結局やっていませんので、「できませんでした。」不可能でした。という意味になります。

基本の3つの形はこれで終了です。ほかにも形はありますが後日追加できたらと思います。また、条件法や接続法という、たくさんの時制が出てきましたので、こちらの復習も追加して行こうと思います。

2010年2月23日火曜日

IL DISCORSO INDIRETTO 間接話法

「これは『初級』文法ではないんじゃないの?」とつっこみが入るのを期待しつつ、がんばっていきましょう!
まず、「これって何?」ってはじめ私は思いましたので、間接話法と直接話法の違いから。
①Lei dice:“Torno a casa.” (Il discorso diretto 直接話法)
②Lei dice che torna a casa. (Il discorso indiretto 間接話法)
日本語で書くとこうなりますか? (日本語の勉強をしていなかった~!と痛感しています。)
①彼女が言う「私は家に帰ります。」
②彼女は家に帰ると言います。

2010年2月22日月曜日

Frase d'amore 愛のフレーズ

言葉で愛を表現する、愛のフレーズ。
どんな言葉をどう使って、愛を伝える、好きという気持ちを伝える、称賛する、感謝するのか。詩の中にも、本にも映画にも歌にも、現在ならSMSの中にもたくさんの素敵な言葉がみつかりそうです。
イタリア語で書かれた愛のフレーズは星の数よりたくさんあると思いますが、気に入ったフレーズを見つけたときに、不定期で載せていけたらなと思います。

・"Sembri un angelo caduto dal cielo." 「君は空から落っこちた天使のようだ。」

これ、イタリア語の先生から聞いたフレーズで、似た歌詞があるようです。 愛のフレーズをこのページで取り上げようと思ったきっかけの一句です。感謝します!

それでは良い一日を!

2010年2月21日日曜日

IL PASSIVO 受動態

~するではなくて、~されるという言い方です。
招待する、招待される。食べる、食べられる。襲う、襲われる。などなど
~される と ~するでは大違いなのでぜひ正しく使えるようになりたいところです。

例 Taku scrive una lettela alla mia mamma. (Attivo 能動態) 拓はマンマへの手紙を書きます。
Una lettera alla mamma e' scritta da Taku. (Passivo 受動態) マンマへの手紙は拓によって書かれます。
①目的語は、受身の主語になる。
②動詞はessere+過去分詞で作る。essereは能動態のときの時制をそのまま使う。
③主語は、動作主補語になる。(da~の形)

・単純時制では、essereの代わりにvenireを使うこともできます。 ※複合時制では使えません。
例(単純時制) Credo che Maria domani trovi un biglietto per l'opera. (能動態、接続法) マリアは明日オペラのチケットを見つけると思います。
Credo che domani un biglietto per l'opera venga(sia) trovato da Maria. (受動態、接続法) 明日オペラのチケットはマリアに見つけられると思います。
例(複合時制) Credevo che Maria il giorno dopo avrebbe incontrato Marco. マリアは翌日マルコに出くわすと私は思っていました。
Crevedo che il giorno dopo Marco sarebbe stato incontrato da Maria. 翌日マルコはマリアから出くわされると私は思っていました。(これは不自然な表現ですね~。。)

・補助動詞Potereを使った文の受動態は、potere + essereの原形 + 過去分詞で作ります。
Noi possiamo parlare bene l'italiano. 私達はイタリア語を上手に話せます。
L'italiano puo' essere parlato bene da noi. イタリア語は私達によって上手に話されます。

・補助動詞dovereを使った文の受動態は、dovere+ essereの原形 + 過去分詞で作ります。(potereの場合と同じ) また、単純時制では、andare + 過去分詞で作ることもできます。
Devo fare questi compiti.(能動態) 私はこれらの宿題をしなくてはなりません。
Questi compiti devono essere fatti da me. (受動態)これらの宿題は私によってされなければなりません。
Questi compiti vanno fatti da me. (受動態)

・pronome diretto e indiretto 直接目的語代名詞と間接目的語代名詞を使った文。da chi 誰から~の文。
Chi ti ha regalato questi fiori?(能動態) 誰が君にこれらの花をプレゼントしたの?
Me li ha regalati Taku.(能動態) タクが私にこれらをプレゼントしました。
上のようにpronome diretto,indirettoが使われた能動態の文を受動態にするときは、①P.indirettoは変わらずそのまま。②P.direttoは受身の主語に変わります。
Da chi ti sono stati regalati questi fiori?(受動態) 誰からこれらの花は君に贈られたの?
(questi fiori省略可) mi sono stati regalati da Taku. (これらの花は)タクから私に贈られました。