2010年3月19日金曜日

CI と NE

ciとneは代名詞のような働きをします。それではいろいろな使い方を見ていきましょう。
"ne" 全体の一部を表す使い方
例えば、 "Hai letto tutto il libro?"(君はその本を全部読んだの?)という質問に答えるとき。
(全て) Si,l'ho letto tutto.(l'=lo 直接目的語代名詞)
※この場合過去分詞は、代名詞によって語尾変化します。(lo=il libro)
(特定の数量)① No,ne ho lette 32 pagine. ② No,ne ho letta mata' pagina.
※この場合過去分詞は後ろに来る名詞に合わせて語尾変化します。(pagina/e)
(不特定の数量) No,ne ho letto poco.
※この場合過去分詞は、前の文の名詞によって語尾変化します。(il libro)

"ne" 前置詞di~や da~(出発点を表す場合) を表す使い方

例 "Hai parlato di questo con tuo padre?" 君はこの事について君のお父さんと話した?
"Si, ne ho parlato con lui" うん、それを彼と話したよ。

"ci" 前置詞a,in,su,con,per,fra/tra,da(人のところへ)~を表す使い方

例 "Vai a casa?" 家に行くの? "Si, ci vado." うん、そこに行くよ。
例 "Quando vai da Francasca?" いつフランチェスカのところに行くの? "Ci vado domani." そこに明日行くよ。

CIとNEの両方が使われるときもあります。
例 "Quanto zucchero hai messo nel caffe'?" どのくらい砂糖をコーヒーに入れたの。
"Ce ne ho messi due cucchiaini." (そこにそれを)小さじ二杯分入れたよ。
※ciとneが一緒に置かれるときは、"ce ne"になります。

2010年3月17日水曜日

PRONOMI RELATIVI 関係代名詞

共通要素を持った二つの文をつなげるために使われます。
これを使えるようになれば、繰り返しを避けたスマートな言い回しができるようになります。日本語にない分難しいですが、これをマスターできればイタリア語上達も間違いないでしょう!
それではさっそく例文を見ていきましょう。

"che"
人や物の代名詞となり、主語としても目的語としても使えます。前置詞を前に置くことは出来ません。
・Questo e' il quaderno che ieri ho comprato. これは昨日私が買ったノートです。
次の二つの文からできています
Questo e' il quaderno. Ieri ho comprato il quaderno.
・La ragazza che abbiamo visto ieri e' fiorentina. 昨日私たちが見かけた女の子はフィレンツェの人です。
Ieri abbiamo visto la ragazza. La ragazza e' fiorentina.
・Ti presento Leonardo che e' un cantante molto bravo. 君にとても上手な歌手のレオナルドを紹介するよ。
Ti presento Leonardo. Leonardo e' un cantante molto bravo.
・Ti presento a Leonardo che e' un cantante molto bravo. 君をとても上手な歌手のレオナルドに紹介するよ。
Ti presento a Leonardo. Leonardo e' un cantante molto bravo.

"cui"
共通要素の単語が、一つの前置詞をともなう場合、cuiが使われます。これは主語としても目的語としても使えません。
・La casa in cui vive Maria e' molto grande.
この文は、La casa e' molto grande.とMaria vive nella casa.にわけられます。
共通要素はcasaですが、二番目の文にはnella(in+la)という前置詞があります。この場合cheは使えず、前置詞+cuiが用いられます。

in cui は doveに置き換えることが出来ます。
例 Questo e' il negozio in qui puoi comprare scarpe a buon prezzo. この店で、君は安く靴を買うことが出来ます。
Questo e' il negozio dove puoi comprare scarpe a buon prezzo.

"il,la,i,le,+cui"
この定冠詞+cuiは、所有を表します。
例 Taku e' un ragazzo giapponese.I suoi genitori sono simpatici.
→ Taku e' un ragazzo giapponese i cui genitori sono simpatici.
または→ Taku, i cui genitori sono simpatici, e' un ragazzo giapponese.
例 Giuseppe e' un insegnante. I suoi studenti sono divertenti.
→ Giuseppe e' un insegnante i cui studenti sono divertenti.
または→ Giuseppe, i cui studenti sono divertenti, e' un insegnante.

"il che"
このil+cheは、人や物の代名詞には使えませんが、ある出来事の代名詞として使います。
例 Mi ha offeso e questo mi addolora moltissimo.
→ Mi ha offeso, il che mi addolora moltissimo.


<ちょこっとメモ>
ここからはもう少し詳しく、関係代名詞を使った文の仕組みと、作り方のポイントを見ていきます。(時間があるときにでも見てください)
・La ragazza (che abbiamo visto ieri) e' fiorentina.
この文章は主節と関係節にわけることができます。()で囲った部分が関係節です。
これは、もともとLa ragazza e' fiorentina.という文章があって、そこに()内の文章を付け加えたと考えればいいと思います。 cheの前に来る名詞を先行詞といいます。(この場合ragazza)そして、関係代名詞che=ragazzaは、関係節の主語としても目的語としても使えますので、この例文場合(che abbiamo visto ieri)=Ieri abbiamo visto la ragazza.という具合に目的語として使われて文章を作っています。
関係代名詞を使うときのポイントは、主節はいつも正しい順番の文章になる必要があるということです。
このポイントに気をつけながら、3つの例を見てみましょう。
① La ragazza che abbiamo visto ieri e' fiorentina.
② La ragazza che e' fiorentina abbiamo visto ieri.
③ Ieri abbiamo visto la ragazza che e' fiorentina.
これらの3つは、どれも正しい文でしょうか?
che=ragazzaは主語にも目的語にも使えるんだから、「3つとも正解~!」なのかというと、実は正しいのは①と③で、②は間違いです。 なぜそうなるのか、これは関係節をかっこでくくってみるとわかりやすいと思います。

① La ragazza (che abbiamo visto ieri) e' fiorentina.○
② La ragazza (che e' fiorentina) abbiamo visto ieri.×
③ Ieri abbiamo visto la ragazza (che e' fiorentina).○
次に主節(かっこで囲われていない部分)だけを読むと、①La ragazza e' fiorentina.と③Ieri abbiamo visto la ragazza.は正しい語順の文ですが、②La ragazza (noi)abbiamo visto ieri.は目的語が先頭に来て、語順が間違っています。(正しくは、Abbiamo visto la ragazza.)
主節の文章は正しい語順の文章である必要があるため、②は間違いとなります。

また、①のcheは、abbiamo visto の目的語になっており、③のcheはe' fiorentina の主語になっています。 この主語として使われる場合のみ、cheは il quale,la quale,i quali,le qualiに置き換えることが出来ます。

cuiも同じようにil qualeの形に置き換えることが出来ます。必ず前置詞が必要になるので、前置詞と定冠詞の結合形が使える場合は結合形となります。
例 La citta' in cui abito e' piccola.
→ La citta' nella quale abito e' piccola.


以上で関係代名詞は終了です。 私は初めて関係代名詞を習ったとき、何がなんだかさっぱり分りませんでしたが、それから数回復習して理解していくうちに、それまでは読めなかったイタリア語の文章が、あるとき読めるようになって感動したことを覚えています。 これからも一緒に少しずつ慣れていきましょう。

2010年3月14日日曜日

Preposizioni 前置詞

イタリア語の前置詞には、di,a,da,in,con,su,fra/tra,があります。 これらの使い方は、動詞や名詞に応じて変わりますし、明確な規則性があるわけではありませんので、いざ使おうとなると、「あれ、この場合はaだったかな? それともinだったかな?」なんてことはしばしばあります。 正しく使えるようになるように、新しい単語に出会ったときにこつこつと追加していけたらと思います。

それでは、各前置詞で、良く使われる基本的な使い方を例文と一緒にみていきましょう。

di> 所有や特性などを表します。
所有: Questa penna e' di Giovanna. このペンはジョヴァンナのです。
材料: Il tavolo e' di legno. そのテーブルは木材でできています。
出身:(町や村を表す場合) Sono di Firenze. 私はフィレンツェ出身です。
主題: Parliamo di musica. 私たちは音楽について話しています。

a>,in> 場所などを表します。
居る場所: 町など比較的狭い場所にはaを、国や地方など広い場所にはinを使います。
例 Sono a Firenze.私はフィレンツェに居ます。Sono in Italia.私はイタリアに居ます。 Abito a Roma. ローマに住んでいます。 Abito in Giappone.日本に住んでいます。
行く場所: Vado a Venezia. ヴェネツィアに行きます。 Vado in Toscana. トスカーナ州に行きます。

a>
終点: Porto i fiofi a Maria.花をマリアに持っていく。
他に動詞dare,regalare,spedire,scrivere,telefonare,などと一緒に。

in>
交通手段: Vado in bicicletta.自転車で行きます。 Vado in treno.電車で行きます。

da>
場所(人): Vado da Federica.フェデリーカのところ(家)へ行きます。Abito da Marco. 私はマルコの家に住んでいます。
出発点(場所・時間): Vengo da Roma.ローマから来ています。 Parto da Firenze.フィレンツェから出発します。 Lavoro da due anni. 二年前から仕事をしています。

con>
連れ: Vado a Milamo con Linda. リンダとミラノに行きます。
交通手段(冠詞と共に): Vado con il treno.その電車で行きます。

su>
場所(~の上): La penna e' su questo tavolo. そのペンはこの机の上にあります。 Mi siedo su questa sedia. このイスに座ります。Salgo su questo treno. この電車に乗車します。

per>
目的:Studio per l'esame. 試験のために勉強します。 Compro i fiori per Anna. アンナのために花を買います。
期間:Rimango in italia per tre mesi. 三ヶ月間イタリアに滞在します。

2010年3月12日金曜日

L'imperativo 命令法

命令法は、命令するときの他に、何かをお願いしたり、丁重に要求したりするときにも使われます。そのため話す場合には、口調に気をつけて状況に応じて使い分ける必要があります。 例えば、venire「来る」のtuの形で"vieni!"とひとつ書いてみても、口調次第で「来いっ!」にも「来て!」にも「おいで」にも「こちらへどうぞ」にもなります。

動詞の変化は、tu,noi,voi,は直説法現在形と同様、lui/lei,loro,は接続法現在形と同様になります。(一部例外があります。)
※例外 are動詞のtuの形は語尾がaになります。例 ○ tu parla! (× tu parli!)

代名詞(直接目的語・間接目的語とその複合形、再帰)の位置は、tu,noi,voi,の場合は動詞の後ろに置いて、動詞と一体になります。
lui/lei,loro,の場合は動詞の前に置きます。命令法以外の場合と同様です。

例 彼・彼らにgli 話すparlare
tu- parlagli!
noi- parliamogli!
voi- parlategli!

lui/lei- gli parli!
loro- gli parlino!

・dare,dire,fare,stare,andare,のtuの形はそれぞれ、da',di',fa',sta',va',と単音節になり、これらの後ろに代名詞を置く場合は、"dammi!","dicci!"のように代名詞の子音が二重になります。
ただしgliの場合は"digli"のようにそのままの形で置きます。

・nonを使った命令法の否定形の場合、tuの形だけ不定詞になります。その他の人称の形は変わりません。
例(tu) non fumare! タバコを吸うな! (tu) non dire! 言うな! (noi) non facciamo! 私たちはしてはなりません!
また、このnonを使った否定形で代名詞を置く場合、tu,noi,voi,の形に限り、代名詞を動詞の前に置いても、後ろに置いてもよくなります。
例 (tu) non dirglielo! または non glielo dire! それを彼に(彼らに)言うな!
<ちょこっとメモ> 実際の会話では、tuの形では各人自由に置きますが、noi,voi,の形で代名詞を動詞の前に置くことはほとんどないそうです。(文法上は可能ですが。)

・動詞 essere,avere,sapere は不規則な変化をします。全ての人称で接続法の形がつかわれ、さらにtuの形は完全に不規則形になります。
ESSERE
tu- sii!
noi- siamo!
voi- siate!

lui/lei- sia!
loro- siano!

AVERE
tu- abbi!
noi- abbiamo!
voi- abbiate!

lui/lei- abbia!
loro- abbiano!

SAPERE
tu- sappi!
noi- sappiamo!
voi- sappiate!

lui/lei- sappia!
loro- sappiano!

<ちょこっとメモ>
いろいろとややこしい命令法ですが、文法は以上でおしまいです。使いこなせるように一緒にがんばっていきましょう! でもなぜこんなにややこしいのか? 私のイタリア人の先生の話によると、この命令法は、直説法や接続法の後に出来たので、このように"buco grammaticale 文法の落とし穴" がたくさんあるのだそうです。 ただし、「道端では接続法や時制の一致をよく間違ってしまうイタリア人でも、この命令法はほとんど誰も間違わない! イタリア人は命令やお願いが大好きだからね~」と笑顔で語ってくれました。

2010年3月11日木曜日

IL PERIODO IPOTETICO 仮定文 ②

3つの基本形は前回やりましたので、今回はそのほかの形をやっていきます。

④ミックス形の仮定文

例 Se io avessi studiato di piu', ora parlerei l'italiano molto bene. もし、もっと勉強していたら、今イタリア語をとても上手に話せるだろうに。

「もしあの時~~していたらな~。今ごろ~なのに」というように、良く使う表現だと思います。Se 接続法大過去+条件法現在で作られます。


⑤過去における実現の確かな仮定文

Quando Giuseppe era poccolo, se piangeva, sua mamma gli comprava un gelato. ジュゼッペが小さいころ、もし彼が泣いたら、彼のマンマはお菓子を買い与えていました。

se 直説法半過去+直説法半過去で作られます。

⑥※帰結を表す部分が命令法の場合。

se直説法現在形・未来形、またはse条件法半過去が使えます。

例 Se lo vedi, salutalo da parte mia! もし彼を見かけたら、彼に私からよろしく言っておいて!
例 Se lo vedrai, salutalo da parte mia!
例 Se lo vedessi, salutalo da parte mia!

2010年3月8日月曜日

Congiuntivo o indicativo? 接続法か直説法か ④ Condizionali 条件を表す

今日は、接続法か直説法を使って、条件を表す言い回しをやっていきます。

①強い条件を表す。
例 Andro' a casa di Taku purche' cucini sua mamma. 彼のマンマが料理するなら(する場合に限り)、私はタクの家に行きます。
なんともひどい例文ですね~。つまり、マンマが料理しないなら行かないということなので、purche'以下接続法で、絶対に必要な強い条件を表しています。 接続詞 purche'の他に、同様の"a patto che","a condizione che",などがあります。

また、solo se+直説法を使った仮定文で、同様の意味を表現することができます。

例 Andro' a casa di Taku, solo se cucinera' sua mamma.

②条件を表す。
例 Qualora nevichi, non verro' a scuola. 雪が降る場合は、私は学校に行かないでしょう。
例 Qualora tu abbia bisogno di me, telefonami. 君が私を必要なときは、電話してくれ。
Qualoraの他に、"nel caso che","nel caso in cui"などがあります。

2010年3月7日日曜日

Congiuntivo o indicativo? 接続法か直説法か ③ Temporali 時を表す

今回は、"Prima che..." 「~の前に」 と"Dopo che..." 「~の後に」です。
それでは例文です。

Ho preparato la cene, prima che telefonassi. 電話する前に、私は夕食を準備しました。

Ho preparato la cene, dopo che avevo telefonato. 電話した後に、私は夕食を準備しました。

つまり、prima che+接続法、dopo che+直説法になります。

Congiuntivo o indicativo? 接続法か直説法か ② Perche'

個人的に大好きなPerche'。 疑問詞として使う場合は、なんで?とか、どうして?という意味になるのですが、接続詞として使う場合、接続法か直説法のどちらを用いるのかという使い分けがありますので見ていきます。 まずは例文を見てみましょう。

例① Ho preso un'aspirina, perche' avevo mal di testa. 私はアスピリンを飲みました。なぜなら頭が痛かったからです。
例② Sono venuto in Italia, perche' imparassi la lingua italiana. 私はイタリアに来ました。イタリア語を習うために。(この語順は日本語にはなく、倒置になると思いますがそのまま書いています。)

例①ではperche'以下+直説法で、理由・原因を表しています。
例②ではperche'以下+接続法で、目的を表しています。

ちなみに、例①のperche'は"poiche'"または、語順を入れ替えれば"Siccome"に置き換えることができます。
Ho preso un'aspirina poiche' avevo mal di testa.
Siccome avevo mal di testa, ho preso un'aspirina.

また、例②のperche'は"affinche'"に置き換えることができます。
Sono venuto in Italia, affinche' imparassi la lingua italiana.

2010年3月6日土曜日

Congiuntivo o indicativo? 接続法か直説法か ① 譲歩接続詞

frasi secondarie concessive 今日は「~にもかかわらず」というような譲歩を表す従属節をやっていきます。

例 Sebbene fossi molto stanco, sono andato in palestra. とても疲れていたにもかかわらず、私はスポーツジムに行きました。

文頭のSebbeneは譲歩接続詞と呼ばれ、他にも同様の意味を持つ、benche',nonostante,malgrado,per quanto,などがあります。 僕は、こんなにたくさんの同様の意味を持つ言葉があるということに、とても驚きました。イタリア語がとても豊かな言語であるということを表していると思います。
さてこれらの譲歩接続詞は+接続法で書かれますが、同様の意味を+直説法でも表現することができます。その場合は"anche se"を使います。

例 Anche se ero molto stanco, sono andato in palestra.

2010年3月4日木曜日

Concordanza al congiuntivo 接続法の時制の一致

①主節が現在の場合

(contemporaneita' 同時)
Immagino che ieri tu parta.(接続法現在) 私は君が今日出発すると思います。

(anteriorita' 前)
Immagino che ieri tu sia partito.(接続法過去) 私は君が昨日出発したと思います。
Immagino che ieri facesse freddo.(接続法半過去) 私は昨日寒かったと思います。

(posteriorita' 後)
Immagino che domani tu parta.(接続法現在) 私は君が明日出発すると思います。

②主節が過去の場合

(contemporaneita' 同時)
Ieri credevo che ieri tu andassi al teatro. (接続法半過去) 私は昨日君が劇場に行ったと思っていました。

(anteriorita' 前)
Ieri credevo che il giorno prima tu fossi andato al teatro.(接続法大過去) 昨日私は、その前日に君が劇場に行ったと思っていました。

(posteriorita' 後)
L'altro ieri credevo che ieri tu andassi(saresti andato) al teatro.(接続法半過去)または(条件法過去) おととい私は昨日君が劇場に行くと思っていました。
L'altro ieri credevo che domani tu andassi al teatro.(接続法半過去) おととい私は君が明日劇場に行くと思っていました。

2010年3月2日火曜日

Il congiuntivo 接続法 ① che以下が目的語

例 penso che loro siano italiani. 彼らはイタリア人だと私は思います。

接続法は、従属節中で使われ、4つの時制があります。(presente現在・passato prossimo過去・imperfetto半過去・ trapassato prossomo大過去)
接続法は、意見や不確実性などを表すときに使われます。どんなときに接続法が使われるのか、今回はche以下が主節の目的語となる例を見ていきます。

① Incertezza 不確実性 con i verbi credere, immaginare, pensare, supporre, ipotizzare, ...
例 Credo che Lucia sia a casa. 私はルチアが家にいると思います。

② Desiderio o volonta' 願いや意思 con i verbi desiderare,volere,augurarsi, ...
例 Voglio che tu dica la verita'. 私は君が真実を言うことを望みます。
※ただし主節が条件法で始まるとき、従属節は接続法半過去になります。
例 Vorrei che tu dicessi la verita'. 私は君が真実を言うことを望むのですが。

③ Comando 命令 con i verbi imporre,comandare,ordinare,proibire,vietare, ...
例 La legge vieta che gli stranieri vivano in Italia senza visto. 法律は外国人がビザなしでイタリアで生活することを禁じている。

④ Attesa 期待・待つこと con i verbi attendere,aspettare,aspettarsi, ...
例 Aspetto ancora che tu risponda alla mia lettera. 私は君が私の手紙に返事することを待ち続けています。

⑤ 非人称の表現。con "si dice","dicono","sembra","pare"... 主節の主語が不特定な場合、che+接続法になります。
例 Si dice che i giapponesi siano timidi. 日本人は引っ込み思案だと言われています。

・主節と従属節の主語が同じになる場合は、di+不定詞を用います。
例 △ Marco crede che lui(Marco) sia intelligente. マルコは、マルコは知的だと思っています。
  ○ Marco crede di essere intelligente.